オススメの参考書

オススメの参考書

今まで私が使ってきた参考書で特に「これは使いやすい!」となったものを書いときます。

基礎的な数学関連

大学編入試験対策 編入の微分積分 徹底研究 ―基本事項の整理と問題演習―

高校2年の末くらいから読んでいた。まずこれを使えば「なぜ変数を固定して微分を考えるのか」とかいういかにも受験数学的なものを取っ払うことができ、本当の意味で偏微分を理解できるようになる。加えて、高校数学ではまず出てこない微分公式が使えるようになり、微分でまず間違えなくなる。

積分に関して言えば、解答部分の誤植が目に付くが、ヤコビアンや領域変換についても細かく書かれているため分かりやすい。最初は取っつきにくいかもしれない重積分に関しても、2回、3回の演習を踏まえれば、まず間違えることがなくなるレベルになる。

また、ページデザインも良い。無駄に文章を敷き詰めず、適宜、横線を入れることで参考書として見やすい構造となっている。

線形代数への招待 — 行列と1次変換が開く線形の世界 —

高校で必修単元ではなかったゆとり組と詰め込み組の狭間にいた私にとってはなくてはならない参考書のうちの1つ。これに関しても高校2年から始めた。

この参考書で学習したおかげで、コーン積分とかいう面倒な積分を使わずに、回転行列を使えば積分できるようになった(が実際に模擬試験とかではそんな問題が全く出なかった)

線形代数の取っつきにくさを簡単に振り払ってくれる良書。

プログラミング関連

やさしいPython

昨今のプログラミング言語の流行といえば、PythonかRubyだと思うが、私はPythonを選んだ。

この書はその気になれば1週間で読了できる。さらに、Pythonでも使わない部分は結構削ぎ落とされているし、ライブラリーに関してもほとんどNumPyとMatplotlibについてのみ触れているにすぎない点が良い。ただ、ジェネレーターやデコレーターに関しての説明は分かりにくかったので、そこら辺は自分で調べながらプログラムを組んでみるしかない。

この書を通してPythonを勉強すれば、かなりの確率でプログラミングスクールに通う必要はないと考えられる。実際にプログラムを組んでみたり、時には書いてない方式で実装してみたりすることで、「どうしてこのプログラムは動くのか」ということが理解できるだろう。

やさしいC++ 第5版

C++に関しては、講義で使うかもしれないという理由で勉強しておいた(ただし、講義ではほとんど使わなかった)

これもやさしいPythonと同じく分かりやすい。

iPhoneアプリ開発講座 はじめてのSwift

これさえやっておけばSwiftで簡単なアプリなら組めるようになる。

ウェブ上からデータを取り出したり、iPhoneの中に入っているデータを取り出したり、アプリとして必要最低限の機能を持つアプリなら簡単に組めるようになる。GUIの部分が苦手な私でも、この書の通りに組んでみたら簡単に組めた。

ただし、本格的なゲームを作ることはできない。それはブロック崩しでさえ、である。

機械工学関連

絵ときでわかる 機構学

大学院の受験対策で読んだ参考書。

機械工学に関して全くの無知な私でも、3日で読了し、機械工学の分野のうちの1つである機構学について理解できた。この分野に触れていなければ日常生活で聞き覚えはあっても実際にどのような働きをしているのか具体的に説明できないカムやリンク機構、歯車など、分かりやすく説明してある。

語学関連

スプリックス 3級 中国語検定HSK公認テキスト 改訂版[音声DL付]

これさえやっておけばHSKは受かる。

ヒアリングを繰り返し、どうしてもわからない単語を繰り返し覚え、文法に関してはそれなりにやっておけばまず6割合格を取ることができる。

仏検3級スピード合格(新訂版)

フランス語検定に関しても、この参考書さえあれば受かる。

リスニングを繰り返し、わからない単語は手で書いて覚え、文法も覚える気になれば覚えられる。動詞の活用は難しいが、6割合格が目標の場合、そこまで身構える必要はない。

システム英単語 Premium 〈語源編〉

長い単語でわからないものがほとんどなくなる。接頭辞や語根、接尾辞についてわかりやすく触れ、「単語を分解する」という学術論文では必須のスキルのうちの1つの習慣が身に付く。