日本人の知らない「はずの」フィジー旅行記 その5

日本人の知らない「はずの」フィジー旅行記 その5

Bula!

今回は「フィジーに来たんだからフィジーにしかないものを楽しもうよ」というコンセプトで1日を過ごしました。

ヴァカロロ

ヴァカロロというのは魚とココナッツを使った料理です。

似たような料理はポリネシア、メラネシア、ミクロネシアで昔から伝統的に食べられています。

主食はタロイモでした。今までカレーとかばっかりでコメばっかりだったけど、本来のフィジーの主食はイモです。

「魚」を意味する「ika」、「一緒に」を意味する「vaka」、ココナッツミルクを意味する「lolo」で「ika vakalolo」だそうです。オーストロネシア語族の言語、難しい。Google翻訳にもフィジー語ないしね!

スープはマイルドで魚由来の旨味もあって美味しかったです。全部飲みたかったけど、塩分取りすぎにならないように我慢しました。

レストランなので値段はちょっと高かったです。18.50FJD(900JPY)でした。

ワイロアロアビーチ

泊まったホテルの名前もワイロアロアビーチリゾートだし、その通り近くにありました。

思っていた海よりは綺麗じゃなかったかな。あと、庶民プールという感じなのか、現地の国内旅行者が多かったです。

でもここでやってみたかったの、ノマドワーカー

海に泳ぎに行ったと思えば、次のときにはPCでカタカタ打つ。決まった場所を持たずに仕事をするのに憧れてるんですよね笑

もちろん、窃盗とかに気をつけながらしました。

カヴァ

これがいちばん話したかった笑

これ、お酒じゃないのに酔うということで観光客の間では話題になります。お酒じゃないので年齢制限はないです。

現地の人は10FJD分飲むのが通例だということですが、初心者なので私は5FJD分にしました。ホテルの近くで売ってたので、ラッキーでした!

こんな感じでカヴァが粉状になって入っています。コショウ科植物の乾燥した根を工場の機械で粉砕したものです。

これを袋に入れて水で濾し出してカヴァという飲み物を作ります。見た目泥です。

作法はこのページに書かれていることと少し違いました。村によっても異なるのかな。日本の茶道を思わせます。

  1. 手を2回叩く
  2. ココナッツの実でできた小さなカップを受け取る
  3. 「Bula(ブラ)」と言う
  4. カヴァを飲む
  5. 「Mathe(マーザ)」と言う
  6. カップを返す
  7. 手を3回叩く
  8. しばらく静かにする
  9. おかわりのときは「Taki(タキ)」と言う

一言でいうと「泥の味?」となってしまいます。見た目泥ですし、味も泥です。ええ、本当に。

言い方を変えると、コーヒーとシナモンとココアを混ぜたような味です。そこに砂糖はありません。

でもこれがクセになる笑

飲むと舌先がピリピリ痺れる感じがあり、あまり酔ってはいませんでしたが少し頭がぽわぽわした感覚になりました。

私はお酒に弱いですが、どうやらカヴァには強かったようです。ホテルでできた友人は「お前強いな! 俺なんか初めて飲んだときは5FJD分で寝込んじゃったよ」と言ってました。

昔はカヴァの粉を作る際に、バージンの女性が噛み砕いていたようです。なんだか儀式的だなぁ……。

ん?

君の名は。?

おかわりのときも「タキ」とか言うし、もしかしたら……。

いや、新海誠監督がこれとリンクさせていたのかは定かではありませんが(ググっても出てこなかったし)

まとめ

今回はフィジーらしいことをしてみました。泳いで食べてるだけでしたが、めっちゃ楽しかったです!

次回は「本当にキレイな海」を見に行きます!

ではまた!