Pythonで始めるDIY 序章 何を作るか?
DIYというとやはり世間では木材や電子機器を買って、組み立てるといった、いわゆるハードウェアが主流かもしれません。
でも、DIY、略さずに言うとDo-it-yourself、つまり「自分で何かをしてみよ」と言う意味が含まれています。だからこれは、ハードウェアじゃなくても良いのではないでしょうか? 作ってみたいものがある、ただその気持ちとあとほんのちょっとの資材があれば、それで良いんです。
ということで今回は、プログラミング言語Python3.xを用いて、DIYをしてゆきたいと思います。
誰に向けて書いているか?
webで様々なページを探していると、たまに「なんだ、このブログ、私が読んでも意味ないじゃん」と思うことがありますよね? 私もそのうちの一人です。読者にそうなってほしくないので、書いておきます。
- 「作りたいものの構想が思い浮かばない……。けどプログラミングで何かを作りたい!」人
- 「作りたいものがある! けど、方針が立たない……」人
- プログラミングについて、ある程度知識がある人(方針を知ることが大事なので、Pythonじゃなくても良いです。classやfor文、サードパーティーのインストール方法がプロのプログラマーの2、3%くらい分かればそれで良いです)
- エラーが出たら必ずググる人(これ、超大事)
誰に向けて書いていないか?
オライリーの書籍にこのような見出しがあって、私は感動しました。これが書いてあることで、ずいぶん気が楽になると思います。
- classやfor文を知らない、などのプログラミング超超超初心者
- ググろうとせずにすぐに他人や質問箱に投げ込む人、いわゆる検索力がない人
- 「ITドカタ」を「カッコイイ」と思ってる人(私にはこれだけで文庫本1冊が書ける過去があります)
作る練習を積み重ねる
プログラミングを始めたきっかけは、人それぞれだと思います。「ゲームを作りたい」「株式投資を自動化したい」「流行りに乗っただけ」とか様々でしょう。
でも、実際にプログラミングを始めてみて、今までfor文やらclassやら、色々勉強してきて、どうでしたか?「自分が作りたいものを作るのに、こんなに時間がかかるの?」と思ったかもしれません。挫折もしたことでしょう(私もC言語で2回くらい挫折しました)
でも、晴れてプログラミングについて「まあ、分かってきた頃なんじゃない?」となった皆さん、実際に作ってみたいものは今まさに作れそうですか?
おそらく、9割くらいの人は「ノー」と答えるでしょう。
「forだのclassだの、そんなパーツだけで、一体何をどう組み立てれば良いのか分からない」
おそらくそういう人ばかりです。私もそうでした。
それならまず、「作る練習」から始めてみませんか?
作る練習をなんども実践すれば、ゆくゆくは自分の作りたいものを作れるようになれる、と私は信じています。「あのとき作ったプログラムのあの部分を使えば、できるかもしれない」とか、そういった考え方ができるようになれば、あなたのプログラミング技術はさらに高いものになるでしょう。
何を作るか?
さて、ここまでつらつらと書いてきましたが、次回予告とします。次回から数回に分けて「寿司打自動化プログラム」を作ってゆこうと考えております(ただし2020年現在、寿司打の自動化は禁止されている。)
「自分が作りたいものとは違う」? あら、そういった意見があると思ってます。
大丈夫です。
別のプログラムもたくさん作ってゆく予定なので、自分が作ってみたくなったものが出てくるまでページを飛ばしてくれて構いません。
ではまた。
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