Azureの返金請求をしたい
ウェブアプリを作るならAzureかAWSかGCIという選択肢があると思います。
今回はAzureで起きた本当にあった怖い請求額から、その請求を返金してもらったまでの話をしてゆきます。
きっかけ
きっかけは今年の9月半ば。
クレジットカードの明細を見ると、普段の月よりも請求額が高いなと思ったとき、「なんでこんなことになっているんだ?」と思ったことから始まりました。
なんと、私は2ヶ月ほどリソースを切り忘れて2万円ほど失いそうになりました(現に一時的に失ったが取り戻した)
プログラミング初心者ではないしウェブアプリ初心者ではないですが、ことAzureになると初心者だったので、「無料期間が終わったら自動で従量課金制がスタートする」なんてシステムがあったなんて知りませんでした。
コールセンターのたらい回し
MicrosoftやAzureにはいくつかの顧客対応のための窓口が設置されています。
しかし、「どの窓口に相談したら良いのか?」ということを考えることでしょう。
とりあえず私は「Azure 返金請求」でググってみました。
が、欲しかった情報が出てこない。
コロナによって、「チャット(https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/business/sales-support)で相談をしてくれ」ということが書かれていたり、「それはチャットでは相談できないから、電話(0120-167-400)で相談してくれ」と言われたり、そうかと思えば、「それは電話では相談できないから、チャットで相談してくれ」と言われたり。
あれ? おかしくないか?
つまりこういうことが起こっているのです。
これではいつまで経っても解決されません。
んで、このループを2周し、痺れを切らした私は電話で「さっきはチャットで電話に相談してくれと言われて、その前は電話でチャットに相談してくれと言われたが、いったいどっちが正解なのか?」と質問したら、答えが返ってきました。
それがこちら。
正解は「Azure portalにログインしてから、技術営業へチャットをしてその後メールで対応する」でした。
なんか新しい窓口を紹介されたんだけど。
そこからが長い道のりだった
結論から言うと、一応、Azure技術営業へメールで相談をすることで返金はされます。
しかし、返金されるまでに時間がかかりすぎます。私の場合は1ヶ月半かかりました。
しかも、Azure側は自動的に顧客の重要度を高い順にA、B、C決めて対応をしているらしいのですが、そのうちの「C」に割り振られました。
まあ、「Azure内部のシステムが問題があるから修正してくれないとうちの会社の利益に関わる」みたいなのならAになるだろうし、法人でもない個人からの返金請求くらいだったら仕方ないなとはその頃は思っていました。
今考えると自分が甘すぎました。
技術営業職が忙しい業種であることは私が仮にもIT系のバックグラウンドがあるので知っています。
が、「返金が可能かどうか1週間後に連絡します」とメールを送ってきた1週間後、ほぼ同じ内容のメールを送ってきて、「まあ2週間くらいなら仕方がない」と思っていたさらに1週間後に、またほぼ同じ内容のメールを送ってきら、さすがに、「これは永久に解決されないのではないか?」というふうに疑いをかけます。
結局、最初の問題に気づいてから1ヶ月半後、返金はされましたが、Azureに対しての不信感は払拭できませんでした。
神がかった顧客対応
しかし、この返金が終わった後にMicrosoft側からお詫びの電話が入りました。
このコールセンターの方のお詫びが神がかっていたので、「まあ、もし私がIT業界の職種に行って顧客からAzureを使ってほしい」と言われたら、使おうかなと思えました。
さいごに
リソースの切り忘れには注意をしましょう!
でももし、リソースを切り忘れて費用を請求されたら、ぜひこのページを活用していください。
- 前の記事
React+TypeScriptの環境が構築したい(超入門用) 2021.10.02
- 次の記事
日商簿記3級を40時間の勉強で受かった話 2022.04.04